【kintone導入事例】株式会社グリーンウィンド様

2022/03/10

kintone導入で未来の事業を見据えたデータ管理をスタート
既存システムよりも実務にフィットした運用が可能に


2015年の創業以来、
栃木県を拠点に「次の世代の食環境が快適でありますように」との想いのもと、
環境に配慮した持続可能なオーガニック農業、ソーラーシェアリング農業、さらには自社の生産作物の製品加工を手掛けている株式会社グリーンウィンド。
地元子ども食堂への支援や農園フェア・マルシェなど積極的な活動をされています。
今回は、事業のひとつである、羊と牛の飼育管理を担当されている冨永様にお話を伺いました。

※今回の取材は、グループ会社である
株式会社グリーンシステムコーポレーション様よりご紹介いただき実現しました。
株式会社グリーンシステムコーポレーション様では、太陽光発電事業と農業とを融合した
「農業6次産業化プロジェクト」の他、ソーラーシェアリング農業(営農型太陽光発電)、産業用太陽光発電所の企画・設計・メンテナンス及び販売事業を展開されています。







Q: 会社紹介と仕事内容についてお教えください

弊社株式会社グリーンウィンドでは、
無農薬除草剤や無化学肥料でのオーガニック農業アニマルウェルフェア(※)に重点を置いた家畜の飼育、それら家畜を利用して荒れた耕作放棄地の再利用を行っています。

また、グループ会社である株式会社グリーンシステムコーポレーションが積極的に取り組んでいる
ソーラーシェアリング事業にも取り組んできました。
具体的には、太陽光パネルを設置している農地を活用して、有機米と有機小麦、有機野菜を作っています。
次世代農業の1つとしても政府で認知されていて、地方創生にもつながっていく事業です。
今後は、羊と牛の放牧も視野に入れています。

(※)アニマルウェルフェア:家畜を快適な環境下で飼養することにより、家畜のストレスや疾病を減らすことが重要であり、結果として、生産性の向上や安全な畜産物の生産にもつながるため、農林水産省として、 アニマルウェルフェア での飼養管理の普及に努めている。
出典元:農林水産省:https://www.maff.go.jp/j/chikusan/sinko/animal_welfare.html



Q: 弊社にて利用しているサービスをお教えください

スマイルアップさんに、kintone運用のサポートをお願いしています。

定期的にコンサルティングの機会を設けていただき、
kintone運用だけでなく、事業全般に対するアドバイスもしていただいています。
kintone運用について分からないことがあれば、
熊谷さんやスマイルアップさんのスタッフに質問し、ご対応いただいています。

Q: 導入前の課題、導入の目的をお教えください
 (選定時の課題と導入プロセス)

弊社では事業の一環として、
牛や羊といった家畜を飼育するとともに、耕作放棄地の再利用も行ってきました。

弊社が飼育している家畜の中でも、牛については日本語対応の個体管理アプリがあります。
しかし、羊の個体管理アプリは日本語に対応したものはなく、英語対応のものは使い辛いため、導入に至りませんでした。

社内では既に全社向けシステムとしてkitoneを採用していまして、
羊についてもkintoneで個体管理をできればと思い、弊部門での導入に至りました。


Q:導入の際、決め手となった事は何でしょうか?

羊の個体管理について、
kintoneの導入の決め手となったのはスマイルアップさんとのお話が大きな理由ですね。

以前から、スマイルアップさんとはお付き合いがありまして、
kintoneで会社のシステムを管理していることを考慮し、延長線上に羊の個体管理を加えました

Excelなどもデータ管理に向いていますが、
変にアプリケーションソフトを変えるよりも同じkintoneで管理した方が使い勝手が良いと思ったのが決め手です。


Q:導入当初、スムーズに行きましたでしょうか?
 ※導入当初の不安や、課題、問題点など

先述のとおり、社内でkintoneの導入は進んでいましたが、
私自身、実際に使うのは初めてだったので操作や運用方法を把握するまでは大変でした。


kintoneはシステム上、細かいところや裏側で、見えない線でつながっている状態だと思います。
そのため、細かいところまで理解していないと、データが反映していない点にも気付けず運用に支障が出てしまいます。

1人であれば行き詰ると運用を諦めてしまいそうですが、
スマイルアップさんはサポート体制が非常に整っているんですよね。
運用上の不明点や質問が出てくる都度、熊谷さんやスタッフさんにお聞きすれば、
すぐに対応していただけるので、課題があってもスムーズに解決できています。
これまで試行錯誤してきて、ようやく形になってきたと思います。


Q:導入した結果、どのような変化がありましたでしょうか?
 ※売上、働く時間、コミュニケーション、効率、雰囲気。気持ち、姿勢など

kintoneの導入前はノートに手書きして羊の個体管理をしていました。
ですが、紙ベースでの管理には限界があるんですよね。

数年であればいいのですが、将来的に長期の管理を見据えたときに、
頭数が増えた場合や親子関係などの管理をしなければならない場合が生じると、データとして扱う方が楽に管理できるようになります
弊社では、宮城県に約120頭、岩手県に40頭、福島県に約20頭と多くの個体を飼育しています
これからより多くの個体管理をしていくことが予想されますが、やはり手書きでは追いつけない部分が出てしまいます。

その点、kintoneの導入をして、細かい個体データが見やすくなりました
データの探しやすさも手書きをしていた時とは格段に変わり必要な情報を即座に調べられるようになりましたね。

具体的には、性別や飼育目的、生年月日、ワクチン、駆虫歴にとどまらず、病気やけがの履歴や治療内容も入力しています。
履歴をもとに管理表を作ることでより適切な飼育が実現しました。
繁殖を例にとると、親子関係を紐づけられる点が便利です。
生物学的にはあまり近いところで交配できません。
親子関係が分からないと、子どもを繁殖に混ぜてしまう可能性が出てくるんですね。
kintoneを使ってデータ管理することで、そのような事故の可能性を排除できています。

手書きのノートとkintoneを比べたときに、記入や入力の手間はあまり変わらないかと感じていますが、後のことを考えてデータとして一括で管理するならkintoneの方が断然効率がいいですね


Q:弊社のサービスを利用しての感想をお願いいたします

スマイルアップさんはkintoneの運用やコンサルティングについて真摯に取り組んでくださっています
弊社の事業を一番に考え、親身になってコンサルティングを提供してくださっていると感じます。
単に社内システムや家畜管理アプリを作るだけではなく、
将来的に弊社事業がどのように成長していくのかなど、俯瞰的に見て効率よく進めていけるように考慮していただいています。


Q:これから導入しようとしている方、迷っている方へ一言お願いいたします

市場に出回っている家畜管理アプリは、
できることがある程度決められている一方で、自社に必要な機能が備わっていなかったり不必要な機能が搭載されていたりするため、導入をためらっていました。
kintoneは柔軟性があるので、自社の業務に必要な機能を搭載させて事業にあった運用をすることも可能です。
ぜひ、一度使ってみて欲しいですね!

また、熊谷さんにはkintone運用だけでなく以外にも事業全体を見ていただけています
スマイルアップさんのコンサルティングも、ぜひ取り入れてみてください。




インタビュー 企業プロフィール

 名 称:株式会社グリーンウィンド
 所 在:栃木県芳賀郡芳賀町大字西高橋700番地
 設 立:平成27年11月
 事 業:■ ソーラーシェアリング事業
     ■環境に配慮した、持続可能なオーガニック農園の運営
     (農薬、化学肥料不使用の栽培を行う)
     ■畜産事業
      発電所下部を利用した豚、鶏等家畜の放牧/
      土壌微生物・乳酸菌の畜産物への影響の調査/
      6次産業化、加工品の販売/食ぱん専門店の運営
     ■ グリーンツーリズム事業
      新しい余暇活動に対応した収穫体験、農家民宿『次世代ツーリズム』
      体験、観光ふれあい農場での集客・認知
 webサイトURL:http://green-wind.jp/



弊社の業務紹介

弊社は、ITコンサル及び、業務改善コンサルを中心とした業務を行っています。
少人数で、100%お客様の立場に立ってご提案が出来るよう、フットワークの軽い経営をしております。
kintoneはシステムはシステム開発ツールではありません。
業務改善に最適なツールです。

kintoneのコンサルや、御相談についてはこちらからお申し込みください。
1時間コンサル無料個別相談もご用意しております。
(現状把握~目標設定~計画立案)

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