kintoneAWARD2016ヤマウチ様グランプリ!!!
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やったー!!やりました!
弊社で、kintone導入をお手伝いさせて頂いた、
「株式会社ヤマウチ様」
http://www.yamauchi-f.com/が、2016年11月10日開催の
kintoneAWARD2016にて、
kintone活用のグランプリに輝きました!!!
グランプリ受賞動画 https://youtu.be/t6JIKmjzjew?t=2700
そこで、特に嬉しい評価が二つ
1,kintoneの標準機能だけを利用している事が評価。
2,「指示ゼロ経営」というコンセプトの元、改善ツールとして徹底活用
この2点について、特に評価頂いた点が大変に嬉しかったです。
kintone活用の落とし穴
kintoneはプラグインの導入や、カスタマイズで多彩な事が出来ますが、主導権はあくまでサイボウズさんが握っています。
まあ、メーカーですから当然ですが、クラウドの便利さの裏側にある、怖い部分がここです。
本来自社の情報管理や、システム管理は自社で行うべきと思いますが、他社サービスだとバージョンアップや機能変更などの権限はメーカーにあります。
そこで、便利なカスタマイズやプラグインをどんどん導入していると・・・、バージョンアップした際に突然動かないという問題が起きます。
それだけではありません。勝手にフィールドをいじると設定したプログラムが動かなくなる恐れがある為、今度は自由にいじれなくなります。
せっかくのkintoneの良さが半減どころか、マイナスになってしまう自体・・・。
改善活動
IT活用の本質は、「改善活動」にあります。
今や、ITサービスは導入しただけでは意味が無く、どのように活用するか、改善するかの運用が重要視されます。
以前は、導入重視型で、初期コスト、導入人の期待、手間が大きく、実際に使ってみて違うな?と疑問を持ったとしても諦めてシステムを運用していましたが、kintoneなどの新しいコンセプトのツールの登場で、とりあえず使ってみる。だめなら変える。
という運用重視型の利用が出来るようになりました。
時代は、「導入重視型」 → 「運用重視型」 への転換なのです。
お金ですら手段にすぎない
実はここが重要でして、株式会社ヤマウチの山内恭輔専務はここをしっかりと取り組んでいます。
物事の本質を考えるタイプの方で、それ以外の事はハッキリと 「手段」 と割り切っておられます。
私がお金の話をしても、お金に捕らわれている等と突っ込まれます。(笑)
つまり、お金すら手段でしかないという事なのです。
これは非常に説得力があります。ヤマウチさんは東日本大震災で甚大な被害を受けました。
会社の資産を2011年3月11日東日本大震災の大津波で、全て失ったのです。そこから立ち上がり、新しい工場を建てて頑張っています。
その当事者が仰るのですから、頷くほかありません。
kintoneの限界=改善の限界ではない
では、kintoneで出来ない事をやろうと思ったときにどのようにするのか?
グランプリになった後のトークセッションの中にその答えがありました。
司会者「ヤマウチさんは、kintoneで実現出来ない機能が欲しくなり、カスタマイズの要望が出た際はどうされていますか?」
ヤマウチさん「はい、まずはその業務が必要かどうかを改めて問います。運用で工夫できるのであれば、運用で改善します。」
まさにそうなのです!!
ツールに捕らわれずに、改善を行う。
弊社のkintone導入は、標準機能の徹底活用が基本になります。
ワークショップ形式で、導入をしていく際、カスタマイズの要望は頻繁に出てきますが、最後の最後まで手を付けません。
それは、kintoneのメリットを最大限引き出す為に、他の手段を考えて、なんともならない、もうカスタマイズしかないとなってから初めてカスタマイズを行います。
kintone導入の本質は、「改善」にあります。
改善ツールとしてのパフォーマンスを最大限に引き出し、改善のお手伝いをするのが私たちなのです。
東北でのkintone普及
それにしても、南三陸の映像がスクリーンに映し出されたときの感動たるや、言葉では表現できません。
3年ほど前からサイボウズサンのイベントに参加していましたが、東北からの参加者はいつも私(熊谷)一人でした。(いたかも知れませんが、探しても見つからない)
そこで、誰かがやらなければと、 kintone Café仙台 を立上げ、サイボウズさんの仙台支社が出来て、協力しあい、セミナーを何度も開催してきました。
ましてや、東北では初めてのkintoneAWARD出場、そして優勝!!
ヤマウチさんには、震災直後からしばらくボランティアでIT関連のお手伝いをさせて頂いていたのもあり、感無量、非常に感慨深いものもあります。
そして、私たちがやっている事がこれで良いのだよと認められたようで非常に嬉しく思います。
改めて、おめでとうございます!!
そして、ここからがスタートですね。