【kintone hive sendai 2022 出場事例紹介】有限会社アトゥンズ様

2022/08/10

 kintone hive sendai 2022 出場事例紹介:有限会社アトゥンズ 
 社内システム部 水沢 光幸 様


 ▼ 紹介ページ ・文章引用( 出典元: ASCII.jp 株式会社角川アスキー総合研究所 )
 https://ascii.jp/elem/000/004/106/4106654/?fbclid=IwAR0i1GyI96DVFRkxw3y29wbY4EY3jOVsnEXI_IAkJf-AIjXfvu65kI0LyvY

  

  有限会社アトゥンズ 様 
会社ホームページ https://www.atums-ltd.com/


営業から情シスへ転身した水沢氏がハマった沼とその抜け出し方
kintone開発で3つの沼を抜けた その先に見えた自分の新しい強さ

仙台で開催されたkintone hive sendaiにてkintone事例を披露したのは、
平成16年より人材育成 組織開発やコンサルティング事業・
人材派遣などを行っている有限会社アトゥンズ。

原因不明の病で大きな声を出せなくなってしまったこときっかけに
水沢氏は、営業から情シスへとキャリアチェンジをし、kintone活用を披露されました。


のどの不調から自由に声を出せなくなり、
新たなキャリアとして選んだ情シス

営業職で実績を積みセールスマネージャーとして活躍していた水沢 氏は、
のどの不調から自由に声を出せなくなり
チームの力になれないのなら退社すべきかとまで悩んだ。
しかし、営業以外でも自分の特性を活かして会社に貢献できるかもしれないとも考えた。

ひとつのことを徹底的に深掘りするという水沢氏の特性を活かせる場所、
それが情シスだった。これが、水沢氏がkintoneと向き合うきっかけとなった。

kintoneの導入自体は2016年、前任者は非IT人材の若い女性だった。
勉強家で熱心な職員だったが、結婚を機に退社。
宙に浮いたkintoneの管理を、水沢氏が引き継ぐことになった。
「よし、これでやっていこう」と思った矢先に、水沢氏は出会ってしまった。

「ようこそ、沼。――話には聞いていたけれど、これが沼かと」

アトゥンズのkintoneには野良アプリが数多くあり
作った人にしか構造がわからない状態になっていた。
これらをイチからではなく、ゼロから分解して理解しなければならない
会社から示されたゴールは、
「ぱっとみた時、ブラックボックス化されていない現在情報」

つまり誰が見ても今の経営情報がわかるMQ会計システムをkintoneで作れということだった。
「声をなくして情シスに転向した私に降ってきた、挑戦でした。
まず沼を整理し、生きるシステムをつくることがミッションでした」


構造沼 – 管理者の頭の中にしかないkintone

 構造図で全体像がわかると、
情報入力のフローとアプリの関係性がわかり、
kintoneに愛着が沸いてきた。
さらにアプリやプラグインをすべて書き出すことで、全体構造と部分構造を理解。
引き継いだ当初は諦めかけていた、アプリの改修やメンテナンスができるようになった。
「こうしてなんとか構造沼を抜け出すことができた私は、次の沼へ移動しました」


巻き込み沼 – 数字を扱う一部の人にしか活用されないkintone

ふたつめの沼は、巻き込み沼。

kintoneは社内の一部の人にしか利用されていなかった。
kintoneを利用していたのは、数字を扱う人の中でもごく一部。
「目的の共通理解が足りていないために、活用が広がらないのだと考えました。
私が引き継ぐまでに何度も巻き込みに失敗していた人たちを、
どうやったら巻き込めるのか。台風を例に考えてみることにしました」

「私はkintoneを通じてほぼすべての業務にタッチしていましたが、
会計に使うデータとして正確性が求められるため、
意識は入力方法や使い方に偏っていました。
もっとも大切な『何のためにkintoneを使うのか』という視点が薄くなっていました

長と徹底的に話し合い、
目的の共有、入力リマインドを徹底し、使い方動画を作成して展開した。

なぜ数字が合わないのか、なぜ使われないのか仮説をたて、分析しては改修を行なった

「これらの取り組みの結果、原因不明なまま数百万円ずれる会計から脱却し、
分析ができる近似値の会計ができるようになりました。
巻き込んだ各事業からも、kintone活用の相談がくるようになりました」

「だれがどこで稼動するのか、ぱっと見てわからない」という通信事業からの相談には、
グレープシティのKrewDashboardとカレンダーを組み合わせて応えた。
担当者の入力もれや配置ミス、伝達漏れなどで生じていた
無駄な時間を、毎月50時間削減できたという。


 kintoneの社内展開を通して水沢氏は、
システム導入の各ステップにおいて次のことが重要だと気づいた。
【導入】目的の明確化
【定着】目的の共有と理解、フローに沿ったアプリ構造
【活用】魅せるデータづくり、効果を先に示す


孤独沼 – kintoneについて相談できる人が社内にいない

kintoneのことを聞いても、わかる人は社内にもういなかった。
仲間と一緒に取り組めない、孤独な状況。
孤独が、沼の中で一番辛かったと、水沢氏は語った。

「社内にリソースがなかったので、情報を求めて社外のリソースへ当たりました。
頼りにしていたのは、キンコミ(キントーンユーザーコミュニティ)プロジェクト・アスノートkinbozuでした。kintone hive 2021から始めたTwitterでも、kintoneの情報をやりとりしました」

イベント会場で出会ったユーザーを含め、多くのkintone仲間がいた。
コミュニティで質問をするとあしらわれることもなく、
すぐに参考になるコメントが寄せられた。
コミュニティで暖かさを感じた水沢氏は「ひとりじゃない」と感じることができ、救われたという。



kintone活用で経営は進化、水沢氏は人生100年時代の新たな活力を得た

 「見えないものを魅せる、寄り添いをカタチに」という水沢氏のkintoneテーマが実現され、
みんなと一緒に考え活用するkintoneができあがった。
krewDataで各事業を集計し、krewDashboardでMQ会計表を実現した。
kintoneの導入から6年、水沢氏が引き継いでから1年。
やっとkintoneの数字をもとに意志決定が行なわれ、
具体的な計画を立て、チームがワークするようになったのだ。


水沢氏はkintone開発を通して、人生100年時代を生き抜くために大事な資産を得たという。
「これまでは教育、仕事、引退という3つのステージを歩んで来ましたが、
これからはステージの移行を数多く経験するマルチステージの時代になります。
ここで必要なのは、画一的な生き方にとらわれず、
生涯変身する覚悟です。私も、営業から情シスへと越境を果たしました」

「これからは社内にkintoneチームをつくり、
事業を越境した魅せるkintoneを作っていこうと思います」
そう語って、水沢氏は話を締めくくった。


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 弊社は、ITコンサル及び、業務改善コンサルを中心とした業務を行っています。
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業務改善に最適なツールです。

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