毎週2回の読書会
週に2回、先生と読書会
「昭和史」と「戦争という仕事」を教科書に、FaceTime(TV電話)で続けている。
毎回、1時間~1時間30分程度、交互に朗読をする。
それだけも、昔の漢字や読みが難しい漢字が出てくるので、四苦八苦しながら読み進める。
日本の読み方一つにしても、”にっぽん”が正しいのか?”にほん”なのかと、話を重ねながらしている。
これがめっぽう面白い。
読み方もさることながら、内容についても大変に深く、一度読んだだけではよくわからない。
でも、読書会では、先生から詳しく、尚且つ、私にも変わりやすく解説してもらえる。
先生から言わせれば、社会人として中学校と同等の知識があればかなり教養がある方だとの事。
うーん、確かに。もう、歴史の問題覚えていない・・・。
仕事仕事で、教養なんて考える時間も無い。
でも、教養が大事だと、口を酸っぱくして先生から言われる。
私自身、コンサルを行っているので、人から先生と呼ばれる事もある。(個人的には止やめて欲しい(笑))
年配の人との話の中で、歴史の話や政治の話が出てくる。その際に、この読書会の威力が発揮される。
学生時代、私自身、歴史は暗記するだけで、面白くもなんともない教科だった。
点数だってろくなもんじゃない。
大人になって、歴史に関する面白い小説や漫画や映画に触れて、歴史の暗記問題の背景にこんな物語が隠されていたのだなぁ、歴史って面白いなぁと思うようになった。
と、同時に歴史に学ぶ必要性を年齢を重ねる毎に痛感する機会が増えてきた。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」オットー・フォン・ビスマルク(初代ドイツ帝国宰相)
の言葉の通り、歴史の勉強をしていないと分からない事が多い。
私自身、自分自身の経験で大変に痛い思いを何度もしてきた。今では良い経験だと思っているが、自分自身を半分信用していない。
でも、歴史を知らないのに、何も学ぶ事は出来ない。
勉強は大好きだが、役に立つ物や面白いもの限定だ。
そこで、教養となると大好きな事や面白いものだけでは済まない。
そんな自分が、毎週読書会を続けていられるのは、本当に先生のお陰だ。
先生の話は面白い。そして、話が止まらない。私の話もよく聞いてくれ、相談に乗ってくれる。先生と言うよりも、ちょっと年上のお兄さんのようで、大変に頼りがいがある。
どうも、自分は話をしながら勉強するスタイルが一番、頭に入ってくるらしい。
今朝、自社のミーティングの中で、ちょっと歴史の話しになった際に、いろいろな話が口からぽんぽん出てきた。
どうやら、教養がちょっとは身についてきたかも知れない。
私は、戦争反対派で、憲法改正反対派。
反対反対と言っていても何をどう反対するのか?
戦前、どうやって戦争に突入したのかを知らなければ、バカの一つ覚えで誰かに右ならえで言っているに過ぎない。
自分の意見を持つ為にも、なぜ戦争に突入したのかを知っておく必要があると思った。
「戦争という仕事」も戦争の話では無く、仕事の話だ。
仕事とは何なのかを深く、深く掘り下げて大変に分りやすく表現している。
これは、人生のバイブルになり得るのでは無いかと思う。
私たちは、何の為に仕事をしているのか?答えが分からなくても良いから、みんなにも考えて欲しいなぁ。
少なくとも、仕事の犠牲者になってはいけないと思う。
仕事も、ITもただの道具にしか過ぎない。