【kintone事例紹介】株式会社京屋染物店様

2017/08/07

kintone活用事例:京屋染物店様紹介

▼株式会社京屋染物店様 事例ページ

https://kintone-sol.cybozu.co.jp/cases/kyoya.html

◆弊社の業務紹介

弊社は、ITコンサル及び、業務改善コンサルを中心とした業務を行っています。
少人数で、100%お客様の立場に立ってご提案が出来るよう、フットワークの軽い経営をしております。

kintoneはシステムはシステム開発ツールではありません。
業務改善に最適なツールです。

 

◆活用のポイント

京屋染物店様では、当初、ガントチャート的な機能をご要望でしたが、kintoneでは実現できません。
プラグインなどを使って実現する方法もありましたが、そうすると折角自由に改良できる大きなメリットが失われます。
ガントチャートとは表現が違いますが、kintoneでも十分に進捗管理が可能です。
導入しているFileMakerを参考にしても、良いシステムは出来ません。
そこで、質問を何度も繰り返し、本質的な仕事はなんなのか?
そもそも、今行っている業務の必要性を根本の部分から洗い直し、工程の詳細を把握した上で、業務の改善から取りかかりました。

一つ一つの工程や業務を定義し直す話し合いを、1回2時間で約20回程度繰返し、ワークショップという形式で、一緒に構築していきます。
そうすると、自然にお客様はkintoneでのシステム構築のポイントが身につき、結果的に上手にアプリを構築できるようになります。

しかし、最も重要なのはデータがある程度蓄積された際に行う、”一覧”の作り込みと”分析”です。

一覧は、利用する目的や、利用者に応じて選択するだけで利用したい一覧が出てくるように、細かく作り込みます。
同じような業務でも、詳細を聞いて、利用したい一覧を開いただけですぐに使えるかどうかを検証し、改善を繰り返します。
そうすることで、システムが磨かれていき、良いものになっていきます。

kintoneはアプリのフィールドを作っただけでは、完成度は50%以下です。

本当に役立つシステムに磨き上げるためには
1,フィールドの制作
2,使い勝手の検証
3,フィールドの改善
位置、順番、見やすさなど細かな改善を重ねます。
分かりづらい箇所があれば、説明なども詳細に入れて、誰でも使えるシステムにします。
4,データの入力、蓄積
5,一覧の作り込み
一覧の作成だけで、たっぷり2時間ほど使い、検証しながら微調整を繰り返します。
6,あらゆる角度からの分析
2時間以上かけて、様々な角度から分析資料を作成し、経営者、管理者が気づかないような分析のポイントを見つけます。

と言った工程を手抜きすることなく、時には何度もスクラップ&ビルドを繰り返して、理想の形に近づけていきます。
特に、分析は経営上とても重要でして、分析のためにkintoneが存在する。入力があると言い切っても良いぐらいです。
改善と直結するようなポイントを押さえたものでなければ意味がありません。

京屋染物店様の場合は、進捗管理が肝になります。
特に、各工程で何処がボトルネックになっているのか、一目で分かるような分析が必要でした。
そこで、各工程毎の進捗をレコード数の合計グラフにしました。
すると、一目でどの工程にどれだけ案件が溜まっているかが分かり、スタッフ自身が判断して業務を分担するようになりました。

一覧も分析も業務と直結して、一瞬で状況を判断でき、すぐに行動に移せるものでなければなりません。
京屋染物店様のkintone構築のポイントは、見える化にあります。

経営者と従業員の違いは、情報量です。
そもそも、同じ人間ですから、自分で判断できるだけの情報があれば経営者と同じように現場で判断して行動することが可能です。

kintoneは従業員の可能性を引き出すだけではなく、全員で会社をよくしていく、全員経営が実現できる素晴らしいツールだと思います。

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